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2023年01月30日

業界紙コラムに掲載された11回目の執筆文を紹介します

1月27日付「物流ニッポン」紙の5面「ちょっといっぷく」コーナーに『先見据えた人づくり』と題して掲載されました。右側の画像では記事の文字が小さいので以下に転記しておきます。

我が国が先の大戦後、民主主義国家に転じて今年で78年。今後同じ年数を重ねると2101年、22世紀初年だ。現在10代の若者の多くはその年を迎えるだろう。その頃日本はどんな姿だろうか。現状のままだと人口はほぼ半減するとされる。坂を下り続けるのか、小さくはなるが司馬遼太郎著「坂の上の雲」の如(ごと)く、「キラリと光る国」として存在感を示すのか。現在、世界では民主主義が専制主義の厳しい挑戦を受けており、我が国も岐路に立っている。主だった天然資源をほとんど有しない我が国が、今後の発展と生活水準を維持するには、「無」から「有」(付加価値)を生み出す「人材 (知恵)」と「勤勉さ」が不可欠だ。人材の重要性については古今東西で語り継がれてきた。名将・武田信玄の名言に「人は城、人は石垣」がある。「国造りは人づくり」、「モノづくりは人づくり」ともいわれる。23年度の予算案に人材の有効活用のため、リカレント・リスキリング(学び直し・再訓練)の充実を目指す施策が織り込まれた。一方、短期・中期的な政策とともに「国家百年の計」として、我が国のあるべき将来像を描き、「変革」を目指す国家戦略も必要ではないだろうか。中国の古典・管子にも「一年先を考えるなら穀物を植えよ、十年先を考えるなら木を植えよ、百年先を考えるなら人を育てよ(意訳)」とある。私自身の身近な「人づくり」のモットーは、「他人(ひと)が出来ることは他人に任せ、自分は他人が出来ないことにチャレンジする」こと。そうすれば他人も自分も成長し、組織の活性化と発展に繋がる。