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2021年07月21日

「業界紙から取材」

私は2002年から2016年まで14年間、(一社)大阪府トラック協会副会長、そして2016年から本年まで5年間同協会会長、同時に2007年から本年まで(公社)全日本トラック協会副会長も務めてまいりました。そのような関係で今日は大手物流専門紙「物流ニッポン」の取材を受けましたので、我が国のトラック貨物輸送の一端について触れてみたいと思います。

「トラックはくらしと経済を支えるライフライン」という社会的使命を担い、ドライバーは昼夜をたがわず頑張っています。こういった職種は介護関係と同様、エッセンシャルワーカー(社会生活上不可欠な人材)と称されています。

ところが共通しているのは労働条件が厳しい割に賃金が安いことです。トラックドライバーの場合は一般的に、世間水準と比べ「労働時間は2割長く、賃金は2割安い」とされています。そのため若い世代の参入が少なく、高齢化と人材不足という構造的な問題を抱えています。

現在はコロナウイルスの感染拡大による経済活動の低迷により、一時的にはドライバー不足が緩和されています。しかし我が国は少子高齢化に加え人口減少社会に入っていることから、ポスト・コロナで経済活動が正常化するとたちまち労働力不足が顕在化します。

外国人労働者の活用は中長期的には取り組む課題ですが、即戦力としては現実的ではありません。したがって考えられる対策としては労働条件・環境を改善して、男女を問わず若い人たちにとって魅力のある職場に改革・改善する必要があります。そのためには原資となる「適正運賃」の収受が不可欠です。

私たちは日常生活で当たり前と考えているサービスが、突然なくなったらどんなに不自由か、たまには目を向けていただくとともに、そういった業務を支えるエッセンシャルワーカーへの感謝の気持ちを、一言、「いつもありがとう!」と具体的な言葉で表してほしいのです。

なお、本日の取材の記事は8月上旬に同紙に掲載されると聞いております。

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